ご挨拶と自己紹介

003整形外科担当の共田義秀(ともだ よしひで)と申します。私は平成3年に滋賀医科大学を卒業し、以後、整形外科医としてさまざまな病院で勤務してきましたが、当診療所で働き始めるまでの22年間、主に小児の整形外科、肢体不自由を持つ方に対するリハビリテーション医療、リウマチ性疾患の診療などに深く関わってきました。

主たる専門施設での勤務経歴

平成06~09年:国立加古川病院(現 甲南加古川病院)で、リウマチ病の専門医療に従事
平成09~11年:滋賀県立小児保健医療センターで小児整形外科を研修
平成13~18年:京都の聖ヨゼフ整肢園(現 聖ヨゼフ医療福祉センター)で肢体にハンディキャップをもつ人達の診療に従事
平成18~25年:再び滋賀県立小児保健医療センターで整形外科医長として勤務し、途中からリハビリテーション科部長も兼務


ここ数年は、子どもの整形外科全般に加えて脳性運動障害に対するボツリヌス療法やバクロフェン髄腔内持続注入療法などを導入し、リハビリテーション医療の充実にも力を注いできました。
長らく公的な専門病院で勤務してきて常々思っていたことですが、運動器の問題を抱える子どもや肢体に不自由のある方が気軽に受診して相談できる医療機関が極めて少ない現状であり、滋賀県に一つしかない小児病院まで時には丸1日かけて遠路より受診に来られる方の多いことに日々驚き、背筋の伸びる思いで患者さんやご家族と接してきました。お子さんや体の不自由な方が病院を受診する際には保護者や介添えの方の同伴が必要ですが、公的病院は役場などと同じで平日の昼間しか営業しておらず、受診のために時間を作るのに大変ご苦労されていたものと思います。また、予約なしでは診てもらえない、予約もずいぶん先にしか取れないなど、病院の都合を優先した業務の流れに心苦しく思っていました。
当院の整形外科では以下のような特色を出して、専門病院への中継地点として気軽にご利用いただける医療サービスを提供することを目指しております。

整形外科診療の特色

①子どもの運動器疾患に対応いたします。

成長期のお子さんには、怪我や成長痛、スポーツ障害その他、骨格にまつわるトラブルがしばしば見られます。その多くは問題なく治るものですが、中には早く発見して適切に治療しないと後遺症を残して将来的にハンディキャップとなるものもあります。
乳幼児期には、股関節脱臼やO脚、X脚、足の変形など、幼児期後半から学童期にかけては股関節炎、ペルテス病など股関節の疾患など、学童期から思春期にかけてはスポーツによる故障や怪我など各年代でさまざまなトラブルが想定されますが、それぞれを的確に診断し対応させていただくことでお子さんや親御さんの悩みや心配事にお応えできるよう努めます。もしも専門的な検査、治療が必要となった場合には前の勤務先である滋賀県立小児保健医療センターと連携させていただく体制をとっております。
ご興味のある方は、“子どもの運動器疾患について”の項をご参照ください。

②リハビリテーションに力を入れております。

当院では、リハビリテーション室に55㎡と広いスペースを確保し、理学療法士による治療も行っております。設備には、一般的な治療機器に加え、パワーリハビリテーションも取り入れています。
身体にハンディキャップを持つ方へのリハビリテーションにも力を入れており、幼少期からの脳原性運動障害(脳性麻痺など)、脳卒中や頭部外傷の後遺症としての運動機能障害などの治療も可能な範囲で対応させていただきます。また、スポーツ外傷、障害から復帰するためのサポートや故障を予防するための身体の使い方などについてもアドバイスいたします。
脳卒中や脳性麻痺、脊髄障害などでみられる筋肉の異常な緊張(痙縮)は、運動機能の妨げとなるだけでなく痛みなど苦痛の原因にもなり、その治療は困難です。当院では、過剰な筋肉の緊張に伴う諸症状に対してボツリヌス療法(薬剤名:ボトックス)も行っております。私は、小児病院で勤めていた7年間で、200名以上の方(主には脳原性運動障害のあるお子さん)にボツリヌス治療を行ってきました。この治療は、リハビリテーションの補助療法としても有効で、保険も適用されます。 ボツリヌス療法に関する情報は、http://keishuku.jpをご参照ください。また、医療機関様におかれましては治療に関する説明パンフレットも是非ご利用ください。

③きず、やけどに対する湿潤療法を行っています。

従来、傷には消毒薬を塗る、ガーゼで覆う、乾燥させて治すことなどが常識とされていましたが、近年、傷には消毒薬などを一切使わず湿潤な環境で治すという新しい考え方が徐々に広まりつつあります。
湿潤療法を最初に提唱し、熱心に普及活動している東北大学出身の形成外科医:夏井 睦先生のウェブサイト「新しい創傷治療」 のリストに当院も掲載されています。本治療の一番の利点は、痛みや苦痛がほとんどないことです。さらに、従来の方法よりも速やかに治り、多くは皮膚移植などの手術を要することなく通院で治療できます。
私は10数年前にこの治療法と出会い、以来ずっとこの方法を実践してきましたが、そのすばらしさを実感しております。ただ、残念なことに傷・やけどの治療を専門とする皮膚科や形成外科の学会でもまだこの治療は正しく認知されておらず、大学病院や総合病院などでこの治療を受けることはなかなか難しいようです。学問の中でもとりわけ医学は保守的な領域もあり、新しい考え方が受け入れられるまでに極めて長い時間を要すことが往々にしてあります。医学界であれこれ論争しているのをよそにマスコミや企業がいち早く湿潤療法の良さを認め、一般の方々に向けて早くから情報が発信されていますし、家庭で湿潤療法ができる商品も次々に開発、販売されております。

④関節リウマチの診療も行います。

関節リウマチは、働き盛り年代にみられ、男女比は1:2と女性に多く、100人に1人の割合で発症するといわれています。進行すれば身体的なハンディキャップとなる恐れがありますが、未だに原因は不明であり、予防法も確立されておらず、この疾患の有病率は過去40年間でほとんど変化していません。
私がリウマチ専門病院で勤務していた頃は、欧米でメトトレキサート(薬剤名:リウマトレックス等)の低容量パルス療法が普及し始めた時期で、国内で普及するかなり前から沢山の患者さんにこの治療を行ってきました。現在この薬はリウマチ治療のアンカードラッグ(中心的薬剤といった意味)とも呼ばれています。一昔前まで、進行性のリウマチは有効な治療法がない難病という印象が強く、壊れた関節を人工関節で再建するなどメスを持つ仕事が沢山ありましたが、メトトレキサートの普及に加えて、近年生物学製剤(いわゆるバイオ)という大変有効な薬剤が次々と発売されており、治療成績は格段に向上しております。当院では、関節リウマチの診断、通院で行える各種治療に対応させていただきます。

子どもの運動器疾患について 胃大腸がんで死なないための4か条 消化器内視鏡・胃内バルーン・こどもの整形外科ガイド

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平日午前
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休診日
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